高照院とよぶ地元の方々も多い、天皇寺にやって来ました。
大鳥居の左右に脇鳥居がつく「三輪鳥居」です。全国でも珍しいとか。
崇徳天皇がこの天皇寺の主人公。
正面に白峰宮。弟との皇位継承争いは、武士を巻き込み保元の乱に発展。そして敗れ、讃岐へやってきました。
亡くなった崇徳院の霊を慰めるため、ここに崇徳天皇社を造営しました。寺号も崇徳天皇寺になりました。
明治の神仏分離によって、崇徳天皇社は白峰宮に、崇徳天皇寺は天皇寺に分けられました。
白峰宮のご神木、樹齢500年の楠木です。
白峰宮を出て、天皇寺へ行ってみましょう。夏の日差しがまぶしいです。
お遍路さんにはたまにペットの犬と参拝する姿が見られます。
この日も、白装束を着た年老いた飼い主と、白装束を着た年老いたプードルが、並んで歩いていました。
天皇寺の名のわりには、小さな境内。ですが、年老いたお遍路犬はなかなか本堂にたどり着けません。
「ハアハアハア」苦しそうに、トボトボと歩いております。
本堂と大師堂がL字に並んでいます。年老いたお遍路犬は日陰で休んでいます。
天皇寺の鐘楼は、撞く棒がありません。撞く力もない、といった表情のお遍路犬。寝そべっています。
飼い主に促されて、お遍路犬はゆっくりと時間をかけて立ち上がり、またトボトボと歩き出しました。
納経所へ向かう味わい深い赤門。その赤門をゆっくりくぐって、高齢のお遍路さんとお遍路犬のコンビは姿を消しました。
真夏の無理は禁物です。
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