愛知県は蒲郡市(がまごおりし)、三河湾に鎮座する小さな『竹島』が見えます。
「島全体がパワースポット!」という触れ込みに釣られてやってきました。
島全体が八百富神社の境内です。橋を渡って向かいます。夜間はライトで幻想的だそう。
この竹島橋、愛知県界隈でお馴染みのチェリオの車両も通るんですね。
橋をまたぐ鳥居。チェリオの車も見えます。
いきなり101段ある急石段を登ります。青年がチェリオの入った段ボールを抱えて登っています。
石段上がってまた石段。チェリオを運ぶ青年はへこたれません。
太陽の日差しが痛い猛暑の中、休まず一心不乱にチェリオを運びます。
次の瞬間、チェリオを運んでいた青年が消えました。どうやらここが休憩所のようです。
チェリオを追いかけた先にありました、宇賀神社です。食べ物の神を祀っています。
大黒神社も。商売繁盛を祈願。
八大龍神社では、厄除け祈願。
そして、八百富神社。開運、安産、縁結びに御利益あり。蒲郡のパワスポここにあり。
ひと通り祈願して、ひと仕事を終えると、のんびり島一周できる遊歩道へとつながります。
山を下りていきます。
海と山に囲まれて、猛暑を忘れさせてくれそうな心地良い遊歩道。
この先にはどんな景色が待ち受けているのか。
道路の先に見えるのは、京都北区紫野の今宮神社です。
狛犬の足下を見やると
おっさんが支えています。猛暑の中、頑張ってます。
神楽殿から覗く本殿。祇園祭の当日、参拝者も少なめ。
玉の輿の元祖、桂昌院です。ここは『玉の輿神社』とも呼ばれます。
『阿呆賢(あほかし)さん』という今宮の奇石を発見。願いが叶う時だけ軽く感じるいわゆる『おもかる石』です。
さっそく持ち上げてみると、すごく軽い。私(現在51歳バツイチ独身男性)も玉の輿が叶うかもしれません。
今宮神社の東門を出ると、江戸時代のお茶屋を思わせるお店が2軒『一和』と『かざりや』があります。
今宮名物の『あぶり餅』です。甘いきな粉風味の味噌だれがかかっています。
時代劇のワンシーンのような懐かしい気分にさせてくれるのです。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、『アマビエ』という妖怪が脚光を浴びています。(画:江戸時代瓦版のアマビエ)
「病気が流行ったら、私の写し絵を早々に人々に見せよ」そう言い残し海中に潜ってしまった。(画:水木しげるのアマビエ)
そんな訳で、初夏を迎え「アマビエ・ティーシャツ」を購入。
一瞬、ツイッターかな?と思わせるスタイリッシュなデザイン。
しかし、よくよく見るとアマビエと書いてあります。
アマビエに漂う特有の泥臭さが抜け、へんちくりんな化け物とは思われません。
堂々と着て歩いていけるレベルに仕上げてくれています。
これを見てもらって、アマビエに疫病を振り払ってもらいたいのです。
嵯峨野にやってきました。紅葉の名所、常寂光寺(じょうじゃっこうじ)
夕暮れ時の、常寂光寺。鮮やかな紅葉が、はかなく映ります。
頭上は、色とりどりのトンネルが
足下には、黄色い絨毯が
前後左右、上から下から、紅葉マックスです
苔の上に「散り紅葉」
池の中にも「散り紅葉」
誰かさんのリュックにも「散り紅葉」
小倉山から眺める、多宝塔と嵯峨野の町並み
歌枕で知られる小倉山の中腹
山寺らしく、たくさんの鬼瓦が愚直に本堂を守ります
道端の神様「道祖神」を見つけました。昔は大変な道のりだったことでしょう
「道祖神」は道中の旅の安全や夫婦円満の神様。山の中に多く見られる神様です。
「女ひとり 生き ここに平和を 希う」第二次世界大戦で主人を失った未亡人の歌がもの悲しい
寂しい感じの常寂光寺。いつの日か、新緑の常寂光寺も見てみたい
嵐山に、日本で唯一の髪の神社、御髪(みかみ)神社があります。
神紋には、菊の紋の中に『髪』の字が入っています。
日本で最初の髪結師、藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)という人が御祭神となっています。
神職の方に髪の毛を切ってもらい献納し、この髪塚に納めます。
参拝客の大半は理美容関係者で、そのほとんどは若い女子でした。
私は、理美容とは無関係、マジの髪の悩みを神頼みに来た者でございます。
モト冬樹やブラマヨ小杉やアンガ田中らの絵馬を見て、女子らが盛り上がっています。
「房々(ふさふさ)なんてお守りがあるー!ww」
私のすぐ後ろに並ぶ女子の失笑を聞くにつけ、房々守を買うのを断念しました。
私は薄毛の悩みで来たのではないですよ〜観光で来たんですよ〜
という雰囲気を醸し出しながら、御髪神社を後にしました。
嵐山の天龍寺へ。世界遺産です。
駐車場は車100台停めることができるようですが、あっという間に大量の観光客に囲まれます。
紅葉が見頃。観光客も半端ない。
庫裏から入っていきます。庫裏とは台所のこと、台所からお邪魔するということでしょうか。
達磨が観光客をお出迎え。
方丈の間にも達磨図が。天龍寺といえばこの達磨。
雲龍の厳しい目と、写り込んだ警備員。警備員も観光客相手に忙しい。
天龍寺の目玉、曹源池庭園(そうげんちていえん)は世界文化遺産に登録。天龍寺初代住職の夢窓疎石(むそうそせき)が作庭。
池の正面の巨岩は、鯉が滝を登り龍になる中途の姿を表現。「登龍門」を意味しています。
曹源池から広い散策コースが設けられています。
かつては嵐山一帯が天龍寺の境内でした。今や昔の10分の1だそうです。それでも十分広い。
足元にもご注目。苔の上に落ちている紅葉もまたいい。
望京の丘から天龍寺を眺めます。京都市内も一望できます。
外国人観光客に人気の竹林の小径がすぐ傍に。
徳島もよく似た遍路道があるので、綺麗に竹林道とか整備したら目玉スポットになると思いますが。。。
上八万町の宅宮(えのみや)神社です。かなり古い延喜式内社です。
御祭神は、大苫邊尊(おおとまべのみこと)、大年大神(おおとしのおおかみ)、稚武彦命(わかたけひこのみこと)。
特に大苫邊尊は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)より前に出現した神様です。
全国で唯一ここだけに祀られ、家を守るレアな神様です。
宅宮神社の「神踊り」は、県から「無形民俗文化財」市から「重要民族技芸」に指定されるなど、重要な神事なのです。
13時30分、祈願祭が行われ、その後に踊りを奉納します。
毎年、11地区ある馬組と呼ばれる氏子が、順番に踊っています。
踊り子が円陣を作って、日の丸の扇を持って踊ります。
手作り感が味わい深い花笠。
「トン、トン」リズムの良い太鼓の音が境内を軽やかに流れます。ゆる〜い踊りが続きます。
「踊り歌」を歌う役もいます。
歌っている人の横で、ウチワを仰いでいる役の人。
踊りの中央には神が宿る木。金色と銀色の丸い物体は、勾玉を現わしているそうです。
毎年8月15日に行われ、平安時代から1000年以上、毎年毎年行われています。
昨年と今年、2年連続で8月15日に台風が直撃。昨年は本殿で行われ、今年は18日に延期して行われました。
中止はありません。
猛暑の中、五穀豊穣、悪病退散を祈願します。日照りが続いた昔の情景が頭に浮かびました。
踊り歌の合間に聞こえる甲高いつぶやき。「アツイ、アツイ」と、子どもがブツブツ言ってます。大変です。
見学していた老人が、熱中症で倒れ、救急車で運ばれていきました。
「神おろし」「出雲踊」「住吉踊」「駿河踊」「伊勢踊」「つばくろ踊り」などなど。踊りは続いていきます。
「もうすぐ終わり、がんばれ」と思わず心の中で応援しました。
子どもにとっては、つまらないことこの上ない行事でしょう。
宮司から頂いた『宅宮神社略記』には「戦国時代には兵火に災い、社殿を焼失したが、神林地で気(地中に宿るエネルギー)が湧き出ている現在地に再建し・・・」と書かれています。いわゆるパワースポットです。
15時頃、ようやく終わって記念撮影です。
中央に植わっていた榊(さかき)を持ち帰って、神棚に供えるそうです。
もっともっと有名になるべき由緒ある神社ですが・・・。
淡路島の『北淡震災記念公園』です。
兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は1995年1月17日午前5時46分発生。M7.3最大震度7、死者6,434名。
火災が凄まじかったことなどが思い起こされます。
これが野島断層。そのまま現物保存されています。
断層による地質の違いもよく分かります。
家の塀も地割れによってズレてます。
大惨事です。ちなみに家財にも地震保険をかけることができます。
家財は食器陶器類・電気器具類・家具類・その他身の回り品・衣類寝具類に分類し、それぞれの損害割合を計算します。
震災を体験することができます。
実際に体験した方の話も聞けます。暑い中、頑張ってます。
レストランもあります。淡路島の甘いタマネギを食べられる幸せ。
ここに野島断層による地割れが連なっていたんですね。
出張ついでに、墨田区にある高木神社を訪れました。御鎮座550年に間に合いました!
御鎮座550年記念の御朱印です。もちろん、2018年限定なのです。
紫色の拝殿が、薄曇りの空から滲み出てきたよう。
拝殿からタケノコのように、スカイツリーが伸びているのが見えます。
御祭神は高皇産靈神(タカミムスビノカミ)。ムスビの神から縁結びの神社として有名です。
ムスビの神の境内には、むすび石をはじめ、おむすびがたくさん置かれています。
あちこちに、可愛いおむすびが散りばめられています。
手水舎の龍
龍の頭にも可愛いおむすびが・・・。縁結びに御利益があるということで、女性参拝客が多いそうです。
そして高木神社は、アニメ化されて人気が不動のものとなった「からかい上手の高木さん」とコラボしました。
「からかい上手〜」は高木さんと西片くんとの心理戦を駆使した会話の応酬が微笑ましい密室劇です。
可愛い巫女さんに扮した高木さんの絵馬も用意されています。
とどめは、高木さんのイラスト入り御朱印です。男性参拝客もターゲットにロックオンされました。
高校野球ファンが作り出す凄い行列。高架の向こうの甲子園球場まで行列が続いています。
「内野席、外野席ともに売り切れとなっています」というアナウンスが流れる中、この行列の正体とは・・・
なんと追加販売を待つ人の群れ。猛暑の中、球児も客も並外れた根性です。100回記念大会、盛り上がっています。
これまでの優勝校が書かれたタオルが大人気で、係員に、タオルがないか聞いている人を何人も見ました。
甲子園でおなじみの星陵高校応援団の横を通り抜けていきます。
星陵高校はこの数時間後、大会初となる「逆転サヨナラ満塁ホームラン」を浴びてしまうことになります。
甲子園のライトスタンドの奥の方に、ひっそりと素戔嗚(すさのお)神社があります。
「甲子園神社」「タイガース神社」などと呼ばれています。
本殿から突き出るように甲子園の照明が立っています。
このボールのモニュメントは、故人となった星野仙一氏の揮毫。
野球塚は寄贈した岡田彰布氏の揮毫。
高校の必勝祈願、阪神の優勝祈願、プロ野球選手になりたい夢などが書かれていました。
阪神ファンなら持っておきたい「タイガース守」です。
商売繁盛のお守りには「儲かりまっせ!!」という俗っぽい関西弁が。ユニークなお守りがたくさんあります。
そして、御朱印にはうれしい「甲子園」の文字が。甲子園に行ったら寄ってみよう。