第70番札所本山寺は一夜建立のお寺と言われ、弘法大師が一夜で建てた伝説があります。
本山寺の近くに枯木地蔵があります。本山寺を語る上では欠かせない小堂です。
弘法大師が、阿波の井内谷から用材を運んでいる途中、天邪鬼のいたずらによって1本を落としてしまいました。
その柱を見つけた地元の人々は祀ることにしました。
さて本山寺の近くには、奥の院である妙音寺もあります。
白鳳時代の創建で、四国で一番古いそうです。
飛鳥様式、白鳳様式の古い瓦が出土しました。
とにかく元気でよくしゃべる85歳のおばあさんが、納経してくれます。
本山寺を語る上では欠かせない山号の七宝山(しっぽうざん)、ここに奥の院であった興隆寺跡があります。
廃寺なので案内はありません。
西国三十三ヶ所の石仏が案内してくれます。
有害駆除のためにワナ設置中。どんなワナなんでしょう。自分がワナにかかったら…不安がよぎりました。
しばらくすると五輪塔が並ぶスポットに出くわします。
不動明王坐像の磨崖仏(まがいぶつ)が見えます。
その不動明王の周りには約30基の五輪塔が並びます。
その先を歩いていくと、今度は70基ほど残っているスポットがあります。
凝灰岩を庇にしているため、風化の度合いが軽微ですみ、これだけの五輪塔が残りました。
中心には小さな大師像
鎌倉時代から室町時代に継続的に造立されて、こんなに並ぶことになりました。
亡くなった方の供養のために納骨したそうです。
さらにその先に、興隆寺の跡があります。
昔は大伽藍だったそうですが…
石塔や宝塔や五輪塔やらが取り残されています。
廃寺の成れの果て。
見上げれば、木々が鬱蒼と茂り、光を遮断しています。
足下には、雑草が思いのままに生え、その合間に石塔が寝転がっています。
弘法大師像が見えます。
廃墟めぐりが流行っていますが、廃寺も夜来ると怖そうです。
本山寺の境内の一角には、興隆寺にあった五輪塔の一部が移されているのです。
時代順に五輪塔が並んでいます。
でかい。
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