神恵院の大師堂から、大きなクスノキの向こうに見える、観音寺の本堂に向かいます。
神恵院と同じ琴弾八幡宮の神宮寺であり、宝光院と名乗っていた観音寺。
神仏分離令により、観音寺が琴弾八幡宮の本地仏である阿弥陀如来を引き受けることになりました。
そこで同じ境内に、阿弥陀如来を祀る神恵院と、聖観世音菩薩を祀る観音寺が、同居することになります。
観音寺には中金堂、東金堂、西金堂があり、中金堂に聖観世音菩薩が安置され、本堂となりました。
西金堂には阿弥陀如来が安置され、神恵院の本堂となりました。
観音寺の本堂は神恵院の本堂とは異なり、室町時代からの歴史を感じさせます。
南北朝時代の常陸からやってきた僧侶の落書きが見つかり、四国遍路最古の落書きとして有名です。
こちらも朱色の柱が鮮やかな大師堂。
鐘楼にご注目。ごく普通の鐘楼のようですが、よく見ると…
とりわけ彫刻が美しい。ひと味違う龍なのです。
波の紋様が流れる様は見事です。
扁額の上で邪鬼が支えています。
四方で支えています。邪鬼も微妙に違う。細かい演出がうれしいです。
大きなクスノキが常に視界に入ります。
境内の左右にそれぞれ札所があり単調になりそうなところ、この大クスが良いアクセントになっています。
もしこの大クスが無かったら、ちょっと寂しくなっていたかも。
階段を上がると薬師堂があります。神恵院の以前の本堂です。
最後に、2ケ寺分の納経をしてもらいます。
2ケ寺の参拝で疲れたら、梧桐庵でお茶しましょう。
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