第55番 南光坊
2016/11/20
第55番南光坊です。四国霊場のうち『坊』がつくのはここだけ。

車の往来も激しい317号線沿いに、立派な山門が重々しくそびえ建ちます。

仁王像はいなくて、代わりに四天王が四方を見守っています。こちら迫力満点、持国天。

凛々しい顔つき、多聞天。

お魚くわえたドラ猫を追っかけていそうな、増長天。

女子からバレンタインのチョコを友人に渡してくれと頼まれて機嫌が悪くなったような、広目天。

足下を覗いて見れば、しっかりと邪鬼を踏んでいます。

永遠の踏まれ役の見事な苦悶の表情を、しっかり見届けてあげましょう。

南光坊の本堂です。本尊は、非常に珍しい『大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)』です。

大通智勝如来は、釈迦以前に現れた過去仏です。元々は大三島の『大山祇(おおやまづみ)神社』の本地仏でした。

激しい空襲のため、多数の今治市民が犠牲になりました。

焼け野原の中、戦火を免れた大師堂。焼夷弾が曲線状の屋根を滑り落ちたので、中で避難していた方々は無事でした。

本堂と大師堂の間に駐車場があって、車と人の入れ替わりが激しく、何かとせわしないです。

「こんな所に車おかれたら、バスが出れんやないかぁー」
バスの運転手の怒声が、風と共に流れて聞こえます。

こんな素晴らしい看板が設置してありました。ちょっと注意したら防げるような交通事故が多いです。

「今より治める」今治城のすぐ近く、参拝者もひっきりなしです。雨の中、ろうそくの明かりも、まぶしく映ります。

突然、大雨になりました! お遍路さん、走る! 納経所に向かって!

納経所で、お寺の方と長話になってしまい、思わず納経料300円を納め忘れるところでした。要注意です。

