47番八坂寺から48番西林寺へは九谷大橋を渡ります。
昔は、重信川を自力で渡らなければならず、命を落とすお遍路さんもいたようです。遍路墓がひっそりと並んでいました。
遍路墓が一ヶ所にまとめて置かれていました。そのうちに姿を消しそうな感じです。時間の流れを感じます。
西林寺を石橋から眺めます。石段を降りて山門をくぐる様は無間地獄に落ちるようだ、とも言われていました。
緩やかな優しい下りなので『無間地獄』感は薄かったです。
仁王門の前には、たれ目がチャームポイントの『白玉地蔵』がいます。
凛々しい顔がおもしろい『水子地蔵』。
厄除けの『土参り大師』
「秋風や 高井のていれぎ 三津の鯛」
正岡子規の句碑が建っています。郷土のていれぎと鯛を懐かしむ詩であります。
奥の院『杖の淵(じょうのふち)』が公園となっていて、ていれぎが養生されているそうです。
「ていれぎの 下葉浅黄に 秋の風」
杖の淵公園にも、正岡子規のていれぎを求める句碑があります。よっぽど、ていれぎ好きだったのでしょう。
『ていれぎ』が植わっていました。ていれぎは刺身のツマで、この地方の特産です。きれいな水で育ちます。
杖の淵公園は日本名水百選の一つにも認定される名水スポット。地元の人がタンクに汲んでいる姿をよく見ます。
一輪車に載せて大量に持ち帰る強者もいました。ここは会員制になっていて、会員費を払っているのです。
私も少し飲んでみました。まろやかです。何杯でもイケそうです。
鴨も気持ちよさそうに泳いでいます。エサをもらおうと寄ってきました。
エサを持っていないことが分かると、あっという間に去っていきます。
干ばつや飢餓で苦しむ民衆のため、弘法大師が錫杖で水脈を突き当てました。
今や杖の淵は、たくさんの家族連れや水を求めにやって来る人で賑わい、鴨や鯉が泳ぎ、ていれぎが育つ地元の人たちには欠かせない憩いの場所となっています。
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