大先輩の中務茂平衛さん、実に256度目の巡礼の時の道標です。明石寺まで、あと3丁余り(1丁約109m)。
今は舗装された道路を使うため、目に触れることは少なくなりました。
今は「めいせきじ」と呼んでいますが、地名が「あげいし」であることと、千手観音の化身が巨大な石をこの寺に運びあげた逸話から「あげいしじ」と呼ばれていました。
寺の始まりは、欽明天皇の時代。仏教伝来の頃で、かなり古いお寺です。
荒廃していたそうですが、弘仁13年(822)に弘法大師が再興しました。
建久5年(1194)には源頼朝が池禅尼(いけのぜんに)の菩提を弔い改修したこともあり、武士の信仰を集めました。
古く歴史のある明石寺は、武家のみならず領主や藩主からも厚く信仰されてきました。
本堂から仁王門を眺めます。茶褐色の仁王門です。
仁王門には巨大わらじ。
仁王門に飾瓦の大黒天がいました。
よく見ると、たくさんの大黒天が載せられています。
仁王門の近くに建っている地蔵堂。
地蔵堂は彫刻に目が奪われます。
きめ細かい仕事。見応えあります。
石段を上がって本堂へ。
色あせてきた、本堂の天井画。
大師堂へ。弘法大師の扁額がまぶしい。
鐘楼は、この寺で最古の江戸末期建立です。
鐘楼の鬼瓦。四隅を守ります。
仏足石もありました。最も古い摸刻だそうです。
静かな空気が漂う古刹でした。
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