仏木寺です。牛に乗った弘法大師が出てくる土地ですが、昔はたくさんの牛馬が田畑を歩いていたことでしょう。
仁王門の前に中務茂平衛(なかつかさもへえ)の道標があります。中務茂平衛は山口県出身で、江戸末期から大正にかけて280回も巡礼しました。この道標は100回記念のようです。
明治21年建立と記されています。中務茂平衛は22歳の時、結婚に反対されて、ブチ切れて、四国遍路に飛び出しました。
そのまま帰ることなく、廻ること280回。現在も巡礼チャンピオンです。
仁王像です。吽形(うんぎょう)像です。
口を開けた阿形(あぎょう)像。見事な朱色が力強いです。
仁王像を過ぎると、おぼっちゃまのような大師像が迎えてくれます。
続いて、脱力系の七福神が出迎えてくれます。
しっかり者の弁財天。
お調子者の布袋尊。
珍しい茅葺き屋根の鐘楼です。元禄年間に再建されたもの。
境内は意外と広い。
大同2年(807)弘法大師がこの地を巡礼中、牛を引く老人に出会いました。
牛の背に乗せてもらい、しばらく行くと、楠の木に宝珠が引っ掛かっているのを発見します!
引っ掛かっていた宝珠は、かつて唐から独鈷杵(とっこしょ)等と一緒に投げた宝珠でした。
ちなみに、独鈷杵は第36番青龍寺に引っ掛かり、五鈷杵は第38番金剛福寺に届き、三鈷杵は高野山の松に引っ掛かります。
大師は色んなものを投げます。
宝珠が見つかったことで、ここだと悟った大師は、大日如来を刻み宝珠を眉間に納めて白毫(びゃくごう)とします。
ということで、ここの大日如来は牛馬の守り仏としても信仰され、境内には家畜堂もあります。
最近はペットの供養にも訪れる方も多いそうです。
賓頭盧尊者がいました。
足元には、不気味にハローキティ。
優しそうな観世音菩薩像。
道祖神がいました。個人的に好きな神様です。巡礼も半分位になると、贔屓の神様仏様ができたりします。
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