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第38番 金剛福寺

2016/08/11


第37番岩本寺から第38番金剛福寺までは約80㎞。札所間の距離としては最長です。

四国遍路が辺路(へじ)と呼ばれていた、その醍醐味が味わえます。


辺路とは修行の場という意味合いがありました。

四国は辺路修行のメッカで、特に高知県の室戸岬や足摺岬は弘法大師空海も修行したことでしょう。

 

海の向こう側に観音菩薩が降り立つ山があるとされる『補陀落(ふだらく)世界』があると信じられていました。

足摺岬は、あの世に浄土を求めて船出する『補陀落渡海(ふだらくとかい)』の出発点でした。

 

観音の浄土を目指して、さらに自分も観音になれることを願い、補陀落渡海の臨終行に小舟を漕ぎ出しました。

また、水葬の場でもありました。

 

足摺岬は四国の最南端、補陀落世界に一番近いポイントです。

補陀落信仰が海辺を歩く辺路修行を展開させていきました。


金剛福寺は補陀落の入口の東門にあたる場所とされています。

 

岬全体が境内という12万㎡の広大な敷地を持ちます。管理も大変でしょう。

 

ソフビ人形のような仁王像。思わず、脱力です。

 

手水舎は龍の親子です。かわいらしいですね。

 

石段を登ると、いよいよ境内です。

 

大きな池が中央に、それを取り囲むように堂宇が並びます。

 

弘法大師も気分良さそうに歩いています。

 

弘法大師は足摺岬で亀を呼び、修行するために乗って不動岩に渡り修行したそうです。頭をなでると幸福が訪れるとか。

 

重量感ある本堂。

 

八体仏、十三仏、五智如来像が集結しています。壮観です。

 

百八体仏が並んでいます。

 

それにしても、ひどい暑さ。仏様もこの暑さを耐え忍んでいるようです。

 

大師堂は本堂から離れたところにあります。境内の広さを感じます。

 

境内に横たわる奇岩の向こうに愛染堂。

 

奇岩に囲まれる権現堂。

 

石庭としても定評があります。

 

和泉式部、後深草院二条といった著名人が訪れました。

多宝塔の後方に和泉式部が黒髪を埋めて供養したとう逆修塔(生前に立てる自分の供養塔)があります。

 

源氏一門も多宝塔を建立したり諸堂を修復したりしています。色んな有名人がこの金剛福寺を盛り立てました。

 

石塔にクジラやカツオが施されているのも高知県らしい。


室戸岬同様、ここ足摺岬も、弘法大師が修行に来ていたこともあり、弘法大師にまつわる不思議が伝わります。

 

【弘法大師の爪書き石】岩肌に大師が爪で「南無阿弥陀仏」と6字の名号を彫っているらしいです。

 

【亀呼場】弘法大師がここから亀を呼び、眼下の不動岩に渡り身体安全、海上安全の祈祷をされたといわれます。


【亀石】この亀石はその亀呼場の方向に向かっています。

 

【ゆるぎ石】弘法大師が金剛福寺創立の時に発見された石で、この石の動揺の程度によって孝心をためすらしいです。

 

 

他にも『足摺7不思議』のスポットがあります。かるく数えてみても8カ所ありました。

細かくは21もあるらしいです。不思議スポットを探しながら散策するのも良いでしょう。

 

 

【地獄の穴】この穴に銭を落とすとチリンチリンと音がして落ちていきます。金剛福寺の本堂のすぐ下まで通じているといわれています。なるほど、チリンチリンの音がけっこう長く聞こえてきます。

 

自殺防止を呼び掛ける看板。補陀落渡海は禁止です。

 

遊歩道を進んでいくと白山洞門に行きつきます。


忘れてならないのがジョン万次郎。生家がすぐ近くなんです。

 

『万次郎足湯』は、歩き疲れたお遍路さんの人気スポットとなっています。

 

白山洞門を眼下に、補陀落世界を遠くに眺めながら、辺路修行の疲れを癒します。










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