時は慶長7年の秋、室津の沖で、山内一豊が暴風雨に遭遇します。
すると、突然現れた僧が舵を取り、みんなを救出して、姿を消しました。
僧の衣から滴り落ちた水の跡をたどると津寺(地元では津寺と呼ばれている)に到着しました。
すると、びしょ濡れの地蔵菩薩がいたことから、本尊は『楫取(かじとり)地蔵』と呼ばれるようになりました。
また、本堂が火災に遭った時、地蔵菩薩が僧になり村人に知らせたことから『火事とり地蔵』とも謂われます。
ちなみに、今はコンクリート造りです。
本堂の裏にはスピーカーが2基ありました。災害の際のアナウンスに使うようです。
伝説に倣って、地蔵菩薩の形をしたスピーカーを作って知らせたらどうでしょうか。
本堂までの石段の勾配がかなり急です。お遍路さんはみんな苦虫を噛み潰したような表情で見上げています。
石段の途中には一木神社が鎮座します。命懸けで港工事をした一木権兵衛を祀っています。
鐘楼門には階段があり、鐘を撞くことができます。
鐘楼門の階段を上がって町を眺めることができます。
大師堂の隣には室戸小学校の児童の作品が飾られていました。
海に生きる人々の生活と密接な関わりを持った、庶民的なお寺でした。
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