ここは23番札所薬王寺へ向かう道中、阿南市新野町月夜です。
案内に従って行きます。
月夜御水庵があります。
樹齢約1000年の大杉が見えます。
全ての枝が、一度下を向いてから上に伸びていることから別名逆杉(さかさすぎ)ともいわれます。
弘法大師が薬師如来・不動尊を刻んだ際、その杉材を後世に残すため枝を挿したものが根付いたものだそうです。
ここには色んな伝説が残ります。
弘法大師が杖をつついたら、清水が湧き出てきました。それで身体を拭いたところ元気になったとのことです。
諸病に効く『大師加持水』として使うようになりました。井戸がありますが、今は飲めません。
古そうな石柱が残るこの地では、他にもこんな伝説があります。
野宿することにした弘法大師、ほどなくして三日月が山の向こうへ引っ込んでしまい、光はなくなり暗闇となりました。
ところが、弘法大師が一心にお経を唱えると三日月は元に戻り、一夜を過ごすことができたのです。
月夜に戻したことからこの辺の地名は、月夜と名付けられました。
大師堂には、たくさんの参拝者で賑わう写真が。
建立に貢献した方々の名前は見えなくなり。
千羽鶴は色あせて。
石垣は、びっしりと豆蔦に覆われて。
タイヤで子どもが遊んだのも昔のこと。
憩いの場には人の気配がありません。
廃れていく月夜御水庵を後にすると・・・
そこは不法投棄のメッカでした。警告の看板が続きます。
遍路文化を盛り上げるためにも、不法投棄はやめましょう。
遍路道とゴミの問題は、世界遺産を目指す上でも大事ですね。
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