
立江寺に向かう遍路道に『お京塚』というヘンロ小屋が設置してあります。屋根は合掌をイメージしているそうです。
お京という女性が出家してここで暮らしていました。

お京は夫の要助がいながら、長蔵と浮気していました。バレたお京は長蔵と共謀して夫を殺害。心中しきれず四国巡礼をする二人。この立江寺で地蔵尊を拝むと、お京の髪の毛が逆立って鐘の緒に巻き上げられました。

あわてて住職に懺悔すると、黒髪は肉とともにはがれ落ちました。命だけは助かったお京は、出家して田中山(現在のお京塚)で暮らしました。

お京塚にお京の位牌が置かれています。

立江寺の『黒髪堂』では、お京のはがれ落ちた肉付き黒髪が中に納められています。覗いて見てください。不気味です。

黄色い土壁が見えて来たら立江寺です。横に延びる白い三本の線は寺の格を表します。

立江寺は関所寺です。関所寺は一国に一カ寺、阿波の関所寺が立江寺なのです。邪心を持った者は門より中に入れません。
それにしても、人の往来が激しい賑やかな仁王門です。

境内に入ると右手に『子授地蔵尊』が立っています。「子安の地蔵尊」「立江の地蔵さん」といわれ親しまれています。

堂々とした本堂です。立江寺はどれもスケールが大きいです。

もちろん細かい箇所でも仕事はしっかり。見所は多いです。これは本堂の龍の木鼻飾りです。

本堂前にある大香炉も凝ったつくりで目を引きます。

本堂内の天井画。東京芸術大学の教授や助教授ら40名余りが描き上げたものです。

大きな修行大師。大師が履いている白い脚絆の大きいこと。ルーズソックスを思い起こさせます。

修行大師の足元には、先祖供養の経木流しをしています。

阿波七福神のひとつ、毘沙門天もいます。

4羽のハトがいましたが、それぞれペアで仲が良いです。本堂で、いちゃつき。

大師の頭の上でも、いちゃついています。お京事件とは違って、平和です。

奥の院、清水寺が近くにあります。小奇麗なお寺です。

臼のようですが、大日如来像です。

横にある階段を上がると、ミニ八十八か所ウォーキングコースです。
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