恩山寺の仁王門です。境内からも遍路道からも駐車場からも外れているため、門をくぐる人はいません。寂しいです。
仁王像を覗いて見てみると、迫力のある吽形(うんぎょう)像。
阿形(あぎょう)像は、傷みが激しく怖さが倍増です。
母養橋から見えるびらん樹。女人禁制を解いて母君を迎え入れるため、大師が修行した場所。
異様な佇まいです。樹皮が剥がれている様は、賭け事に負けて身ぐるみを剥がされたことに擬え『博打(ばくち)の木』とも言われています。後方に地味に建つのは仁王門です。
木に触ると勝負に勝てなくなる、葉を財布に入れると勝負に強くなる、らしいです。
道路と遍路道が並行しています。
遍路道を登って行くと、お大師様の姿が見えてきました。お大師様の背後から出てくることになります。
巨大な修行大師像があります。ここは記念写真の撮影スポットとなっているようです。
石段を上がる際に「ここは山門がないな〜」という声をよく聞きます。歩きの方も車の方も、あの地味な仁王門をつい見逃してしまいます。
本堂はさらに石段を上がります。
本堂の天井は札だらけ。昔の貼付け量がハンパじゃないですね。額は恩山寺の本尊、薬師如来。
本堂にこのような板が掲げられていました。『摺袈裟』が有る、とのこと。摺袈裟(すりけさ)は恩山寺オリジナルのお守り。
『滅罪生善(めつざいしょうぜん)』の功徳があります。悪いことを良いことに変えることをいいます。奥の深そうなお守りです。この中に『摺袈裟』が入っています。
摺袈裟有は納経所で扱っています。納経所の前には大きなソテツの木。樹齢350年だとか。
大師堂には、びんずる尊者様がいました。金網に囲まれているため、捕まっているように写ってしまいます。
大師堂の草を噛む鬼瓦。
大師堂に寄り添うように建つのが『玉依御前の剃髪所』。大師の母君・玉依御前が出家する際、ここで剃髪して、お堂の中にその髪の毛が納められています。
讃岐の善通寺からわざわざ訪ねてきた母君。しかし、この山は女人禁制であったため入れません。そこで、大師は仁王門近くにあった滝に打たれて、女人禁制の秘法を納められました。
こうして、大師は迎え入れた母君に親孝行を尽くしました。めでたし、めでたし。
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