もうすぐ大日寺!歩き遍路さんが最後のひと踏ん張りする頃、『おやすみなし亭』というお遍路休憩所があります。
風力発電です。
お接待にはみかんが定番です。
『色即是空 空即是色』 般若心経の言葉が張られていました。争いの種はいつも人間の思考、主義、見方、偏見などなど。
もともと同じ物、本質が『ある』にすぎないことも、人間の思考によって変容していきます。
大日寺の薬医門です。薬医門は、武家や医家の門として用いられることが多く、山門としては珍しいとのこと。
薬医門は、前から見れば普通の山門ですが、横から見れば、屋根の中心が前方寄りになっています。
いつもは合掌を向けられる側の観音様ですが、『しあわせ観音』は合掌している厨子に守られているようです。
道を挟んだ向かい側が『一宮神社』です。歴史ある風情を感じます。
大日寺はお遍路さんで賑わいますが、一宮神社は寂しいです。
もともと大日寺は、大師が大日如来を刻み本尊として堂宇を建て安置していました。
しかし、『天正の兵火』という争いにより寺は全焼してしまいます。
その後、神仏習合の時代には、一宮神社の別当寺(神社に付属する寺)として同じ境内にありました。
一宮神社には行基菩薩作の十一面観音菩薩像があり、江戸時代は一宮神社が札所だったのです。
ところが、明治時代の神仏分離令により、一宮神社と大日寺は切り離されます。
一宮神社と大日寺の間にも道路が通されました。
大日寺とはありますが、現在、本尊は十一面観音像で、大日如来像は脇仏となっています。
ものごとは人間の思考によって、無常に移り変わっていくのです。
大日寺の住職は韓国人で韓流ブームと嫌韓ブームにのってすっかり有名人となりました。舞踏家として生活をしていた折、夫である弘榮住職が脳梗塞によって突然他界してしまい、思ってもいなかったお寺の住職になる道を選びます。
ちなみに、大日寺は四国霊場で三カ所ありますが、第四番札所の大日寺の住職も本を出版していています。画家としても有名で、趣味で才能を発揮していることも共通していますね。
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