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別格第15番 箸蔵寺

2017/02/25

「はしくらさん」へのロープウェイです。小さなゴンドラ、支柱を過ぎる際、ガクンと揺れました。

 

変な音楽が流れ続けるゴンドラの中、徳島県三好市を流れる吉野川を見下ろします。

 

ロープウェイで行くと、仁王門の上を通り過ぎます。

 

ロープウェイで通り過ぎた仁王門を歩いて見に行きました。現場では、土産物屋が廃屋になっています。

 

1999年(平成11年)まで、リフトがここまでやって来て、ここからロープウェイで上がって行きました。

 

さらに戦前の1930年(昭和5年)には、早くもケーブルカーが開通。当時の人気寺ぶりが窺えます。

 

支柱のすぐ下には高灯籠が建っています。1884年(明治17年)築です。

吉野川を進む舟の灯台の役割を果たしていました。

 

石段を上がると仁王門です。二階建て、二重門の巨大な仁王門。

1880年(明治13年)築で、高知県から移築されたそうです。

 

大きな草鞋が歩き遍路の辛さを物語ります。

 

顔がはがれて、仮面の中から何かが飛び出しそうな仁王像。

 

仁王門を離れて少し歩くと鳥居があります。仁王門と鳥居が同居する箸蔵寺です。

 

朱色の蛸橋を渡ります。

 

蛸橋では天狗が守っています。

 

長い石段を登って行きます。しばらくするとまた鳥居があります。

 

「金毘羅(こんぴら)大権現」とあります。箸蔵寺の本尊です。

 

『こんぴら奥の院』と看板にもあります。ちなみに、「こんぴらさん」は金刀比羅宮ではありません。

 

神仏分離により、金毘羅大権現を祀っていた松尾寺が、金刀比羅宮(ことひらぐう)という神社になりました。

そして、金刀比羅宮は大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇が祀られるようになります。

 

 

金毘羅大権現がいない金刀比羅宮は、もはや「こんぴらさん」ではないのですが、未だに「こんぴらさん」と親しまれています。一方、金毘羅大権現を祀る松尾寺は、金刀比羅宮の参道を外れた片隅にあるそうです。

 

この「こんぴら」奥の院のチラシを見ると、箸蔵寺は金刀比羅宮の奥の院かと勘違いします。

また、金刀比羅宮も「こんぴら」さんと勘違いしています。

勘違いしたままの方が、箸蔵寺も金刀比羅宮も都合がいいのです。

 

石段をどんどん登って行きます。石段の多さは金刀比羅宮を彷彿とさせます。

 

 

薬医門の中門をくぐると、納経所や宿坊、書院のある大規模な本坊があります。

 

護摩殿は、本殿と同じように複合社殿です。入母屋造りの外陣、宝形造りの奥殿を切妻造りの内陣で繋いでいます。

 

護摩殿は本殿まで辿り着けない人のために、本殿の代わりに参拝できます。彫刻の鮮やかさも本殿と同じです。

 

ぼけ封じ観音がいました!

 

ぼけ封じ観音は、おじいさんとおばあさんの救われた表情を拝見して和みましょう。

 

鐘楼堂があります。下層の柱の間を板壁で囲った楼造りという建物。

 

綱を引き下ろして鳴らします。珍しい撞き方。

 

鐘楼門の内壁には所狭しと落書きが…。昭和40年代後半のものが多いのは何故でしょう。

 

さらに石段を登って行くと、ようやく本殿です。

 

本殿は、凄い迫力。本殿と呼ぶのは神仏習合の名残りを残す箸蔵寺ならでは。

 

彫刻も細かい。細部まで意匠をこらしていて、飽きさせません。

 

天狗額も不気味でいい感じ。

 

本殿の右奥には観音堂があります。江戸時代初期の建物で、箸蔵寺では最古のものです。彩色が鮮やかだったことでしょう。

 

本殿の左側には御影堂(みえいどう)。四国八十八カ寺での大師堂に当たります。

 

御影堂の裏には四国八十八カ所お砂踏みがあります。かつてここにも巨大な建築物があったと思われます。

 

五大力尊には、お迎え童子がいます。人のために尽くす、凛々しい姿にご注目。

 

天神社は学問の神様である菅原道真公をお祀りしています。

 

薬師堂は、病を治す薬師如来をお祀りしています。

 

神様、仏様が入り乱れた江戸時代までの面影を残す貴重な箸蔵寺でした。










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