
ようやくお遍路も後半戦。岩屋寺です。

駐車場からしばらく土産物屋が続きます。

かわいい仁王像が乗っています。

長い参道を登ります。

山門です。四国八十八ケ寺の共通点として、海が見える、ことが挙げられます。どんな山寺で奥ノ院から見えたりします。
山岳修行よりずっと前から、海の信仰が主でした。

岩屋寺からは海が見えません。しかし、御詠歌で『ここは海原のようだ』と詠んで、山号を『海岸山』にしています。

石鎚山に登ると海が見えますが、その通過点が岩屋寺です。
海のかなたの祖霊の住む常世(とこよ)を信仰する辺路修行です。

一遍上人も修行にきました。『一遍聖絵』にも岩屋寺の風景が描かれています。

参道をひたすら登ります。

石仏が見守ります。

木陰にも地蔵が佇んでいます。

土産物屋のざわついた雰囲気が薄れ、寺らしくなってきました。

『道開き不動尊』がこの岩の奥にいます。お遍路さんは登ることに夢中で、無視されがちですが、なかなかの趣です。

岩の壁が見えてきました。数千万年前は海底でした。

山全体が本尊。法華仙人という女性が修行した伝説のある場所。向かって左側が胎蔵界峯、右側が金剛界峯といわれます。

金剛界峯側には配置が人の顔の岩窟があります。あちらこちらの岩窟で修行していたのでしょう。

本堂の傍にはしごがあります。登って岩窟行場(法華仙人堂跡)に行ってみましょう。

「あっ!あの人、はしご登った!登った!」と、下からおばあさんの集団に指を差されます。少し恥ずかしいです。

ここで、岩窟行をやっていたことでしょう。

岩肌にはお賽銭がびっしりでした。

本堂の下には穴禅定があります。大師が彫ったという『独鈷の霊水』が湧き出ています。

経木に家族の名前を書いて地蔵尊に納めます。すぐ隣には『かなえる不動』もいます。

本堂脇の賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)です。年季入ってます。

胎蔵界峯側に行ってみましょう。大師堂は、本堂より大きいです。

和洋折衷の彫刻も珍しい。

奥に仁王門があります。ここからさらに登ると逼割禅定(せりわりぜんじょう)です。

逼割禅定はあまりに危険なため施錠されています。納経所で鍵を借りなければなりません。
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