第31番 竹林寺
2016/07/23
梅雨も去り、暑さが汗となって肌にからみつく夏のある日、訪れたのは、土佐随一の名刹『竹林寺』。

大迫力の仁王像。この手でビンタされるとかなり痛そうです。

仁王門をくぐると石段が見えてきます。大きな境内がまぶしく視界に広がります。

荒ぶる仁王像の次に、私の目を楽しませてくれるのは、緑の庭。優しいグリーンが、歓迎してくれます。

手水舎の龍は流動的。にょろにょろと動いているよう。

四国八十八ケ寺の中で、文殊菩薩を本尊としているのは、唯一ここだけ。

『文殊堂』とも呼ばれる立派な本堂が鎮座します。

学僧、名僧が集まる『南海第一道場』といわれた学問寺院でした。静かで厳かな雰囲気はその名残でしょうか。

大師堂には弘法大師像とつながっているお手綱がありました。大五鈷をなでて、お大師様を身近に感じます。

高知県唯一の五重塔がそびえています。総檜造りです。

1つだけ願い事を叶えてくれる一言地蔵。「願い事は1つだけですよ〜」ガイドさんの大声が聞こえてきました。

境内は広いです。五重塔の傍らをさらに歩いて行きます。

奥の院となる船岡堂です。船岡芳信和尚は邪念に振り回されることがないように、と自分の睾丸を切り取ったそうです。
廃仏毀釈の荒波の中、復興のため東奔西走しました。

水かけ地蔵です。年齢の数だけ水をかけて祈願します。年配の方はかけているうちに熱射病にならないよう気を付けて。

トノサマガエルです。大量にいました。田んぼとは違う、野太くて大きな鳴声が聞こえます。

どこまでも美しく整備されています。つい感心してしまいます。

五智如来は、大日如来の悟りの世界を再現した立体曼荼羅(りったいまんだら)です。ちなみに真ん中が大日如来。

ぽつんと座っているお地蔵さんも趣あります。

善財童子(ぜんざいどうじ)は、なでてあげると徳が授かるということです。

夢窓疎石作の庭園と宝物館は、拝観料(400円)を払えば見学できます。池の上に浮かんでいるように見えます。

さすが、四国霊場の模範のようなお寺でした。どこまでも手入れの行き届いた境内は、とても心地よく素晴らしいです。

納経を終えた頃には、暑さも忘れ、みんなスッキリした光悦の表情です。

とどめに、お土産『竹林寺羊羹』を食べましょう。羊羹界の模範生のような、安定の美味しさです。

