
徳島市内は晴れ間も覗いていましたが、山寺では様相が違うことがよくあります。完全に雲の中。

『一に焼山、二にお鶴、三に太龍寺』と呼ばれるように、阿波の難所 No.2!

阿波の寺院のほとんどが長曾我部元親をはじめとする兵火に遭いましたが、ここ鶴林寺は難所故、免れました。

仁王門の扁額には『霊鷲山』(りゅうじゅざん)山号が書かれています。付近の山容が、釈迦が説法されたインドの霊鷲山に似ているところからつけられたそうです。こだわりを感じます。

目つきの悪い鶴が見つめる先には

吽像です。仁王像は運慶の作です。

仁王門を通り右手にあるのは六角堂です。弘法大師作の砂地蔵六体が安置されているそうです。

鐘楼は、珍しく袴腰形。

境内に古い杉が立ち並びます。

苔も美しい。

この石段を上がると本堂。

本堂には鶴が左右に立っています。

左の鶴は雌。

右は雄。鶴に乗る大師様のレア写真を撮ることができます。

本堂の右手には三重塔が建っています。

邪鬼が支えているのをカメラを通して確認できます。

彫刻も凝ったものばかり。

三重塔からさらに上に行くと小さなお堂があります。

中を覗くと、山岳寺らしく役行者がいました。

本堂の左手には、つがいの鶴が黄金の地蔵尊を運んできて舞い降りた杉の木があります。

鶴林寺の大師堂は立派です。

「おつるさん」と呼ばれる鶴林寺らしい紋。

鶴の透かし彫り。

垂れ幕にもこだわりの鶴!

納経所では、白衣に鶴の朱印を貰えます。39番札所円光寺で亀の朱印を貰うと、鶴亀となって縁起が良い!

室町時代の丁石が残っているそうです。丁石は次の札所までの距離を示します。一丁は約109m。左側の石柱が一丁石。

太龍寺への50丁石。

見所の多い鶴林寺でした。
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