最後の札所大窪寺へ向かう道中に『おへんろ交流サロン』はあります。様々なお遍路の資料を展示しています。
お遍路をしていると、たくさんの物語と多くの登場人物が出てきます。
空海をはじめ一遍上人、衛門三郎、真念、中務茂兵衛、長宗我部元親、その他たくさん。
いろいろ質問していたら、新聞社か雑誌の取材と間違えられました。
確かに、いつの間にかお遍路で参拝というより、取材をしているような感じになってしまいました。
意外と奥が深かった、四国遍路。先人達のお遍路の歴史を見て、感じて、大窪寺へと向かいます。
大窪寺に近づくにつれ、お墓が多くなってきます。
馬のお墓もあります。
歩き遍路の分かれ道です。「女体山コース」と「県道3号線コース」。
女体山は名前こそ柔らかそうですが、危険極まりないとのこと。
「女体山コース」と「県道3号線コース」の分かれ道に「遍路道中物故者供養塔」が建立されています。
何らかの事情で「死出の旅」に身を投じたお遍路たちのお墓。全国あちこちからやって来ていたのです。
お接待や善根宿のありがたい施しもある反面、「ヘンド」と差別されたり、行政による取締り「遍路狩り」に遭ったり、
その歩みは苦難ばかりでした。
遍路墓が寂しげに置かれているのを見るにつけ、どのような想いで歩き続け、行き倒れたのか。
どれだけお大師様がその人の助けになったのか。憂慮せざるを得ないのです。
先人達のその想いは私には到底計り知れないことですが、長い時間を経て同じように歩を進めて同じ道を重ねてきた感慨が、
今のお遍路を支えている精神的支柱にもなっているのではないでしょうか。車遍路の私には計り知れないことですが。
結願寺の大窪寺はもうすぐです。
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