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【防災】フェーズフリーを考える

2026/07/02
2026年版「防災白書」では、企業には事業継続計画(BCP)の整備を促し、個人には「フェーズフリー」の考え方の重要性を説いています。

「フェーズフリー」の「フェーズ(phase)」は日常時・非常時の「区切り」、「フリー(free)」は「区切りがない」ことをあらわしています。

 

つまり「フェーズフリー」は、「日常」と「災害時」の境界を無くし、普段使いのモノ・施設・サービスが、そのまま災害時にも役立つように防災設計します。

 

防災用品は平時に保管しておいて非常時に取り出して使用するものですが、フェーズフリーは日常の生活に役立つことはもちろん、非常時にも使える二刀流なのです。

 

フェーズフリーの良いところは、災害用備蓄管理の労力やコストの軽減でしょう。

「日常で使うもの=そのまま災害時で使えるもの」ですから、備品チェックの管理負担が減少、備蓄スペースも減少、災害時の快適性は向上することが考えられます。

 

経験も踏まえた事例として、モバイルバッテリー(ふだんは旅行使い)やLEDランタン(ふだんはキャンプ時に)レトルト食品・缶詰・保存食(ふだんは朝食にも)PHV車の非常時給電など様々あります。

 

施設では道の駅「くるくるなると」が良い事例で、屋上の遊べる広場は24時間開放で避難場所にもなり、扱っている商品は避難者のために提供される仕組みになっています。

 

また、日常生活にもフェーズフリーの考えを取り入れて、散歩コースに防災施設を組み込んでみるのも良い事例です。日常の行動を災害対策に組み入れる意識をしてみましょう。

 

災害が多い日本では、わたしたちの日常生活に防災機能を落とし込むフェーズフリーの考えが、今後ますます重要になります。



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